2016年1月17日(日)、カクタス初の試みとなるセッションイベントが行われました。
その名も「新春セッションショー」
タイトルはもう、ノリでしかありません。新春と来たらその後に続く言葉を、シャンソンショーしかわたくし知りませんので、それにあやかり、「新春セッションショー(仮)」と、その場の思い付きで言いましたが、その後誰も嫌とも言わなければ、代替え案を出す様子もないまま時が過ぎ、そのまま正式名称となった次第であります。
課題数は煩悩の数、108本!!
しかしこれも当初は全く考えておらず、ある日シンジ君に
「課題、何本作ります?、50本くらいすかね?。」と言われた言葉に全く魅力を感じなかったので、口から出すまでは半分冗談のつもりで
「ひゃっぽん。」
しかし、口から出し切った時には既に言った自分を心の中で褒めていたし
「マジで言ってます!?。」って言うシンジ君の反応もまた、これが正しいと言う確信にもなりました。
大「いや、だって想像してみてよ、自分が出るとして、課題100本あるって言われたらどう?。」
伸「いいっすね!。」
大「ね!、それだけでちょっとワクッとなるよね!。」
「とりあえず、100本作る前提で一回考えてみよっ。各グレード何本ずつで~、今日からどれくらいペースで作って行けるか。」
伸「・・・・行けますね!。」
ということで、煩悩の数にあやかり、100本改め、108本とし
年末に祓った煩悩を、早速年始に取り戻して、この一年を人間らしく過ごしてもらいたいという願いを込めた、ありがたいイベントとなったわけです。
約一か月前という急な募集にもかかわらず、カクタスイベント過去最多の73名もの参加をしていただき、これもひとえに、協賛各社様からの豪華景品のお陰だと、心の底から感謝しております!。
予選はクラス分け無しの6時間一本勝負!!
全ての課題の基本点100点を、登れた人数で割った数がその課題の得点となるという、京都のnoah(ノア)さんにセットに行った時に聞いた面白そうなアイデアを丸パクリした方式。
全課題グレードも伏せているので、オブザべーション能力も試されるし、どんなグレードの課題にもみんな真剣にトライしていて、純粋にクライミングを楽しんでいる姿が、見ていて気持ち良かったですね。
グレード書いてあると、「これ3級じゃねえだろ~!?。」とか「初段!?、ムリムリ!。」とか、少なからずありますからね。
見た目でやりたい課題を登る!
これこそ純粋なクライミング!!
6時間もあれば、もっとみんな休憩したりお出かけしたりなんかして
中盤以降は、壁も列も空く時間があるだろうと、その時には僕らもちょっとは参戦しようかなんて思っていたのに、2時間経っても3時間経ってもみんなトライの手を緩めない!
なんでも、並んでる時間が長くて、ほとんど疲れないとの事。
この辺はエリア分けを工夫する等して、次々トライしてもらえる様に改善したいですね。
さてさて、108本全て登れた方には、カクタス両店舗共に一年間利用料無料という大特典付きという事で、皆さん煩悩むき出しで登ってくれていました。
煩悩の数だけ登れい!!と書かれたドデカいチェックシートに、登れた課題をどんどんチェック
完登者の少ない、高得点な課題を狙うのだ!
とは言え、グレードが分からないので、難しくて誰も登れていないのか、誰もやってなくて登られていないのか
表を見ただけでは分からない。
実際、数人しか登っていなくて、かなり高得点が付いた4級なんてのもありました。
決勝ラウンドは、参加者全員を
黄色チーム 1位 4位 7 10 13・・・・
水色チーム 2位 5位 8 11 14・・・・
白色チーム 3位 6位 9 12 15・・・・
という様に3チームに分けた、まさかの団体戦!!
順位順に呼ばれた選手たちには、自分の順位の書かれたテープが張り付けられます
決勝課題は全部で5本
全員でオブザべして、それぞれの課題に対し、各チーム3人ずつ、計15人の選手を選出してもらいます。
じゃあ、強い順に15人選べば良いじゃん!
と、思うじゃないですか~
ここからがこの団体戦の面白いところ
貼り付けられた予選順位
それがそのまま各自の持ち点となり、登れた選手の持ち点が、そっくりそのまま得点になると言う画期的システム!
15分のオブザベーション&選手選出タイムの間に課題を見極め
それをちょうどギリギリ登れる力の選手を、各課題につき3人ずつ、あらかじめ決めてもらいます。
思ったより簡単だった~、又はその逆~、と思っても、途中で選手の変更は不可。
(※2017年は全員参加にしようかと考えてます)
1課題5分 トライ数は関係なく、何人登れて何点取れるか
全チーム同時進行のベルトコンベア方式
どんなアドバイスもOK! 他チームのトライも見てOK!
さっきまで話した事もなかった人同士の急増チームが、訳も分からぬうちに一致団結していく様は、感動的ですらありました!
強い人が居るチームが勝つのではなく、適材適所、うまく割り当てられたチームが勝つ!
トライやアドバイスに専念する人。別チームのトライをスパイしに行く人など、チーム内での役割分担も自然発生的に生まれていて、見ていて痛快でした。
と、ここまで書いて、そのまま投稿まで漕ぎ着けていなかった記事
今、2017年1月
第2回 新春セッションショーを1週間後に控えた今日になってしまいました。
もう、このまま投稿しちゃいます。
きっと、内容も面白さも充分伝わったんじゃないでしょうか(笑)
と言う事で、2017年も新春セッションショーをお楽しみにしていて下さい!!
だいち